徐々にではあるが、日本における新しい社会の姿が自分なりに観えてきた。
高度成長からバブル経済を経て経済大国になった日本。
あの、80年代後半から、90年代、そして2000年代前半まで。
自分が若いころ観てきた日本は本当の意味での先進国の姿ではなかった。
90年代から少しずつ始まった改革。
2005年の小泉総理の郵政解散をきっかけに本格化。
その後の安倍政権に受け継がれ、2020オリンピックまで続いた改革。
今、本当の意味で、それは社会ルール、基準などがG7先進国に準じるものとなった。
では、先進国の本当の姿とは何か?
これは社会ルールにおける建前に過ぎない。
本当に先進国の人全員がこのルールで働いていたら、
あっという間に発展途上国の国々に抜かれることでしょう。
この制度を創った人たちもそれをわかった上で法制化していると思う。
スポーツや科学分野、エンターテイメントなど、
あらゆる分野で高いスキルを持ち、結果を出している人は休みなく日々修練している。
それが本当の話です。
特に80年代後半から2000年代前半の日本と比べて何が違うのか?
それは勤め人、サラリーマンは昔と比べて大変な時代だと思う。
いや、普通に不自由のない生活をし、ご飯も食べれる、定期的に休みもある、結婚をし、子供を産み育て、郊外にマイホームを建て、子供を意味のないお金のかかる学校に通わせ、時々家族旅行なんかも行くかもしれない。そして老後は夫婦静かに暮らす。際立った贅沢な生活はないかもしれない。しかし世間一般の範囲内の人生を送る。
これも十分幸せです。充実した人生です。
しかし、これ以上のものは得られないと思う。
それはなぜか?
日本の大企業。いや、特に人数を多く抱えた会社は現在、ほぼ借金まみれです。
その莫大な借金、それに付随するものを帳消しにするには、とても高い経営スキルをもった経営陣、取締役チームがミラクルを起こすしかないからです。一般的なサラリーマン社長には無理な話です。一部の優れた会社は収益を叩き出し、成長をしてゆくかもしれません。しかし、ほとんどの会社は無理です。
じゃ~どうすればいいのか?選択肢は二つ。
サラリーマンで出世し、
取締役になり莫大な借金を帳消にするほどのミラクルを起こす。
それは、政治家になり、総理大臣になり日本を再び借金のない豊かな債権国にする。
それくらいミラクルなことです。
もしくは、独立起業し、自分独自の経済的独立をすることが求められる。
独立起業には安定した日々はないかもしれない。波乱万丈の人生かもしれない。
しかし、自分独自の経済圏を創るほうが得策かもしれない。
それには小さくてもいいから。
本当の意味での自由を手に入れるには独立起業をし、
社会を自分自身の足で歩いてゆけるようになるしかない。
起業とは新しい国を創るようなものです。
しかし、そのフィールドを生き抜けるのは、3年で3割程度。
10年では10%いるかいないかです。
野生動物の生存競争、無差別級のバトルロイヤルのような世界。
でも、その中を生き抜ける人だけが選択の自由を手に入れることができる。
これが先進国の本当の姿なのかもしれません。